2006年10月15日

「茉莉子」

茉莉子
茉莉子夏樹 静子

中央公論新社 1999-04
売り上げランキング : 889246

おすすめ平均 star
star生殖医学を背景としたミステリアスな小説

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



前から気になってたんだよね〜

「神と人との妥協点はあるのか?最先端の生殖医学を背景に、生命の
根源を問う衝撃の書き下ろし長編」

「雛祭りの日、19歳の木野茉莉子は幼い頃の自分にそっくりな少女
と美しい女性の写真を見つけて、ふと疑念を抱く−。
京都東京ロンドン鎌倉を舞台に展開するミステリアスな愛
の物語」
(帯より)


最初は芸妓さんの主人公茉莉子の生活の様子があったりして

普通に読んでたんだけど、「体外受精」に始まり、

妊娠するためにあらゆる医学方法を駆使する

絹子と壺内の章ではかなりびっくりした。

医学用語もすごかったけど、何より2人の

執念に。

執念だ。

でもでもでも、ずっと一人でつっこんでたんだけどさ〜〜

テーマについては一言ありますが、読み心地は好き。
:★★★☆☆


この2人不倫関係なんですよ。

とにかくラブラブなんだけど

「自分の子供が欲しいというより、愛する大好きな、素敵な

壺内の子供をこの世に産み落としたい。遺伝子を残したい」

みたいな事を切実に願う絹子さん。


絹子の体への負担を心配しながら、自分に子供が

無いため、やっぱり誕生を強く望む壺内。


そして、精神不安定な壺内の妻。(描写は皆無。)


二人はあつーくあつーく「子供子供」って言って

海外にまで渡って手術を受けたり、もうお互いを、そして子供を

得ることに夢中なんだけど、壺内の妻は!!??


更年期障害で自分(壺内)のことはあまり構わない、

心にかけてないみたいなことを壺内が言ってたけど

妻をほっといて、確実に一人を不幸にして

何やってんのよ、って思ってしまったんですけど。


当の2人はそんなこと気にも留めてないみたいだったけど。

納得できない・・・!


この話の観点は完全にそこでは無くて、

絹子と壺内の章節と大学生芸妓、茉莉子の章節で

進んでいき、「茉莉子の出生の秘密、その意味」なんだけど。


不倫がどーのこーのっていうか

なんか二人の頑張りが厚かましく思えてしまった私。

これが「大人の愛」ってことなんですか。

そーですか。


でも読んでる心地、文章の静かな落ち着き、みたいなのは

好みでした。

ほかの読もう。
posted by ひな子 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/25542192
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック