2006年10月07日

「オリガ・モリソヴナの反語法」

オリガ・モリソヴナの反語法
オリガ・モリソヴナの反語法米原 万里

集英社 2005-10-20
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starもっと小説を書いてほしかった。
starこれはほんとうの話
starすばらしい小説です

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「ナツイチ」フェアの頃買ってから、置いたまま

ほかの本を読んでいたんだけど、とうとう読了。

会社帰りの電車の中、寝る前、とちょっとずつしか読めな

かったんだけど、読み始めると引き込まれる。


わかりやすい、あらすじは文庫の後ろから・・・


「1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った

志摩は、舞踏教師オリガ・モリソヴナに魅了された。

老女だが踊りは天才的。彼女がだ濁声で「美の極致!」と

叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も

多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワ

に赴きオリガの半生を辿る。過酷なスターリン時代を、

伝説な踊り子はどういきぬいたのか。」



一人の女性の半生が段々わかっていくのが面白い:★★★☆☆

モリソヴナのラーゲリ(強制収容所)体験と、志摩が

同じ教え子のカーチャと、次々に現れる情報提供者

に応援されながら先生の過去を少しずつ探りあてていく

過程にドキドキして「次!次!」という感じだった。



最初は志摩の学校時代から始まるんだけど、その時

のモリソヴナへの印象が本が進むにつれて

どんどん変わってくのも魅力。

最初は気の強すぎる、口が悪い老女の先生。

しかも平気で2、30歳位年サバよんでるし。

それがだんだん、先生の過去を知るうちに

その苦労と共に頼もしくかっこよく見えてきて

今には絶対生きていないこと(過去を知るだけで

志摩たちが絶対に再会できないこと)が悲しくなった。


まさに主人公たちと一緒に一人の女性の生涯を

発見していく感じです。


と共に、歴史に弱い自分が情けな〜い。

スターリンというかモスクワについて知ってること

なんて無いもん。。。

そこを踏まえてもう一回読んでみたいと思った。


あと作者の米原さん亡くなったんだよね・・・

最後に池澤夏樹(!)さんとの対談が掲載されていて

次に書いてみたい本の話とかしていて、切なくなって

しまいました。でもこの「オリガ〜」は完成されたのは

良かったよね。
posted by ひな子 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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オリガ・モリソヴナの反語法
Excerpt: このタイトルの本は以前にも紹介した米原万里さんのエッセイ「嘘つきアーニャの真っ赤
Weblog: オラニエ公のつぶやき
Tracked: 2006-10-29 05:43