読みました〜雰囲気が好きだったドラマの原作本。
全くドラマとは違うものでした。
でもこれもまた奇妙で悲しくて雰囲気があって好きでした。
★★★☆☆:雨ちゃんとお父さんの結びつきに涙作中はずっと雨ちゃんの心の動き、考えたことがそのまま
書いてあって、現代っ子っぽい所と年よりずっと
しっかりしてる所が混在してて面白かった。新鮮。
普通あんまり凝った構成だと疲れちゃうんだけど
歌の歌詞が載ってたりメールの文面が絵文字も含めて載ってたり、
「音」が繰り返されたりしてる所もこの本の雰囲気を盛り上げてた感じ。
それに加えて地の文は「少女は、女は、」ってあるのも冷静で。
でも何より雨ちゃんのお父さんへの大好きの気持ちが
溢れてました。出張から帰ってきたお父さんの様子が
変で、その異変を雨ちゃんは最初からずっと
感じていて不安なんだけど、2人の生活は続いてくんだよね。
お隣の暁子さんは出てくるものの、ドラマよりずっと
登場人物が抑えられてて、2人の密度が濃い。
題名の通り、「雨」も効果的に出てきていて
ちょうど今日夕方雨が降ってるのを聞いて
穏やかででもちょっと怖いような気分になった。
蝶を追って穴に落ちてしまって死んだお父さんが
それでもたった一人の雨ちゃんのために死ぬ前と同じ姿で
帰ってきたんだよねぇ。帯に「怪談」ってあったけど
これ怪談か?!暁子さんの描写だけが嫌に怖いし
「怪」なお話ではあるけど。
ストーリーを知っていても、雰囲気を味わえる本でした。
また読みたい。


