2006年03月31日

「すべての雲は銀の・・・」

すべての雲は銀の…
すべての雲は銀の…村山 由佳

講談社 2001-10-30
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star人を好きになること。そのせつなさを、思い出す!
starぜひ。
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たぶん、1年以上かけて読んだ本。

というのも文庫版上巻を自腹で買ってからケチになって

やっと図書館生活を始めてからハードカバーの

文庫の下巻にあたる237ページを読み始められたのでした。

だから前半が妙に濃いよ。(読み返してたから)

大和がかむなびに来た時間とリンクしていいんじゃないかね。

★★☆☆☆:心の治療??優しくされたいときは村山由佳

と私のなかでは勝手に決まってるんだけど

これは<兄に恋人をとられた主人公>がペンションバイト

に逃避して、そこの人々と労働で変わっていくお話

(陳腐な説明・・・)なのですばりですね。

大和の兄と由実子(彼女)に対する

怒り、嫉妬、イジケの感情はやっぱりリアル。

村山さんの特徴、「感情の動きを丁寧に描く」が

力発揮してます。私まで兄を憎く思った。


あと村山さんの描く「人間交流」のポップさもやっぱりでてますね。

園主、瞳子さん、健太、源さん、桜ちゃん、茂市つぁんの

キャラクターに。


私は大体帯とかの「あおり」は逆にうさんくさく思ってしまって

「騙されないからね!」とか思っちゃうんだけど

文庫の帯にあったこれはピッタリかなぁって思った。

「楽しいのに静かに人生について考えさせる。
こういう小説はそうあるものではない。」

                    北上次郎

なのに評価が☆2つなのは、大和と他の登場人物との

関係の展望ももっと知りたかったからかな。

登場人物多いから。

でもどの人の問題もすっきり解決する訳はないのは

当たり前で、「星々の舟」で思ったことと一緒かも。

現実の世界こそそうやって進んでくもんね。

でも桜ちゃんとお母さんの関係とかは明らかに

いい方に変わったし、最後には瞳子さんの本音も

わかるわけだし、ちゃんとオチついてるのか。

やっぱり後半も再読しないと前半の時間に釣り合わないのかも。


でもタイトルの意味もなんだかぴったりですね。

「すべての雲は銀の・・・」最初文庫を買ったときから

変わった響き方で好きだなと思ってたんだけど英語の格言を

訳してあるからなのね。「・・・」が深く聞こえる。
posted by ひな子 at 16:43| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 これ読んだなぁー。最後がなんかありきたり
というか「天使の卵」を読んだあとだったから
余計そう思った記憶が。。
これ分厚い本だよね!病院で4時間待った時に
読んでたの思い出すなぁ。。
Posted by サキ at 2006年04月02日 23:05
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