| すべての雲は銀の… | |
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たぶん、1年以上かけて読んだ本。
というのも文庫版上巻を自腹で買ってからケチになって
やっと図書館生活を始めてからハードカバーの
文庫の下巻にあたる237ページを読み始められたのでした。
だから前半が妙に濃いよ。(読み返してたから)
大和がかむなびに来た時間とリンクしていいんじゃないかね。
★★☆☆☆:心の治療??優しくされたいときは村山由佳
と私のなかでは勝手に決まってるんだけど
これは<兄に恋人をとられた主人公>がペンションバイト
に逃避して、そこの人々と労働で変わっていくお話
(陳腐な説明・・・)なのですばりですね。
大和の兄と由実子(彼女)に対する
怒り、嫉妬、イジケの感情はやっぱりリアル。
村山さんの特徴、「感情の動きを丁寧に描く」が
力発揮してます。私まで兄を憎く思った。
あと村山さんの描く「人間交流」のポップさもやっぱりでてますね。
園主、瞳子さん、健太、源さん、桜ちゃん、茂市つぁんの
キャラクターに。
私は大体帯とかの「あおり」は逆にうさんくさく思ってしまって
「騙されないからね!」とか思っちゃうんだけど
文庫の帯にあったこれはピッタリかなぁって思った。
「楽しいのに静かに人生について考えさせる。
こういう小説はそうあるものではない。」
北上次郎
なのに評価が☆2つなのは、大和と他の登場人物との
関係の展望ももっと知りたかったからかな。
登場人物多いから。
でもどの人の問題もすっきり解決する訳はないのは
当たり前で、「星々の舟」で思ったことと一緒かも。
現実の世界こそそうやって進んでくもんね。
でも桜ちゃんとお母さんの関係とかは明らかに
いい方に変わったし、最後には瞳子さんの本音も
わかるわけだし、ちゃんとオチついてるのか。
やっぱり後半も再読しないと前半の時間に釣り合わないのかも。
でもタイトルの意味もなんだかぴったりですね。
「すべての雲は銀の・・・」最初文庫を買ったときから
変わった響き方で好きだなと思ってたんだけど英語の格言を
訳してあるからなのね。「・・・」が深く聞こえる。


人を好きになること。そのせつなさを、思い出す!

というか「天使の卵」を読んだあとだったから
余計そう思った記憶が。。
これ分厚い本だよね!病院で4時間待った時に
読んでたの思い出すなぁ。。